昨年の夏に岩手フライフィッシング旅で撮った風景写真を見ながら、
高3の時に決めた進路のことを思い出しています。

大学進学は理系が好きだったので工学部機会工学科に推薦を決めました。
そして大学では山岳部に入りヒマラヤの未踏峰を登ることも決意しました。
友人から「工学部は卒業するのが大変な学部だから体育会山岳部に入るのはやめとけ」と言われましたが、
「どっちもやりたいからなんとかする」と答えてました。

大学で山岳部に入って1ヶ月もすると学業と山岳部の両立が無理なことを実感して
「4年間は山岳部の活動を優先しヒマラヤ登山をしてから、プラス2年で工学部の勉学に励み卒業する」
という大学6年卒業計画を考えはじめました。

昨年の夏のフライフィッシング旅で前半の行動を一緒にした友達に
「お前の計画はあれもこれもしようと欲張り過ぎなんや。こっちをしたいならあっちは捨てないといけない」
と言われて、これまでしたいことを全部しようとしてきた自分の人生の選択に気が付きました。

今の私が18歳の自分にアドバイスするなら「人生は時間に限りがあるものだから取捨選択をしなさい」と言うだろう。

結局、6年かけてなんとか大学を卒業しました。
4年生の時、1ヶ月ロッククライミングに行ったヨセミテで写真家になることを決めていまにいたります。

昨年夏の岩手旅行は出発前は一週間晴れの予定が、
到着すると3個の台風発生していて滞在地を直撃し雨と増水に悩まされました。
この風景は最終日の8日目の朝霧に包まれて先が見えなくなった道路です。