比叡山延暦寺の撮影をしている時に、蓮には仏教的に大きな意味があることを知り、
写真家としてじっくり取り組みたい花になってました。
毎号花が表紙になる企業の季刊誌撮影をツークルー担当していた時に蓮の撮影依頼がきました。
大阪の万博公園や滋賀の琵琶湖やお寺で撮影しましたが、
蓮との距離感の問題を感じ、自分のイメージのものが撮れませんでした。
そこで、別の取材撮影で知っていた京都の蓮農園さんに連絡をして伺いました。
畑に入る許可を頂けたので自分の考えるレンズディスタンスになりましたが昼間の光がイメージと違いました。
後日、日の出前に撮影に再び伺い、ペンライトで自然な感じになるようにライティングをして撮った一枚です。
自分の心の中にある蓮のイメージをかたちにすることが出来た大好きな写真です。