ひとつ前のブログ『世界文化遺産・日光の社寺』で6月号表紙の撮影なのに3月中旬の大雪が降ったので考えながら撮影した話を書きました。大雪が降った朝は「これは6月号の絵としては駄目だけど、雪が付いた華厳の滝を見に行こう」と考えて車に乗り込みました。いろは坂の下からかなりの積雪になっていてスタッドレスタイヤじゃないと危険でした。駐車場の開場時間に到着して、そこでもう一面雪の真冬状態でした。
エレベーターに乗って下にある展望台に降ります。これはこれで絵になるので滝全体を写真に撮ってから、出発前にアートディレクターさんと打合せをしていた『滝のイメージ写真』をじっくり撮影しました。何案か表紙候補を提案する時に華厳の滝のイメージカットも使ったことを後で聞けました。滝は水のなかに何かが存在するものだと私は思っています。那智勝浦の滝を撮影中には龍が見えたと思ったのでそれを表現しようとしました。華厳の滝で何を表現しようとしたかは御想像におまかせします。