今年の4月に大阪駅周辺の風景を撮っていました。大阪は私の出身地であり、駅前の阪急百貨店は子供の時にはじめて都会に出て両親と一緒に買い物をした想い出の場所でもあります。都会だけどなんかゴミゴミした雰囲気が好きでした。
久しぶりの大阪駅周辺は高層ビルが建ちかなり雰囲気が変わっていました。これまでそのデザインに違和感を持っていた大阪駅も撮る対象でした。昼間に一回撮ったあと、夕景の時間に訪れました。夕陽に染まり空に飛行機が画面に入ってきた瞬間に、建築家が意図したものを感じた気がしました。それは銀河鉄道999の宇宙ステーションでした。それなら解ると納得して夢中でシャッターを切りました。写真には整合性も必要と思っています。自分がいいと思えないと、良い写真は撮れません。頭の中に流れてだした音楽はもちろんゴダイゴの『銀河鉄道999』。 A never ending journey.