<チベット・カント峰偵察隊時に撮影したチベット最古の王宮ユンブ・ラカン>コダックKR撮影1986年10月4日から12月5日に世界で一枚も山の写真がなかったカント峰を特定するために4名で偵察隊に行ってきました。その帰路中にツェタンの10キロほど南で車を止めて絵になる建物を撮影しました。それが紀元前 2世紀頃に建てられたといわれるチベッ最古の王宮で、初代王ニヤティ・ツェンポが住んだといわれています。縦位置で一枚、横位置で一枚だけ撮ったように思います。フィルムの数が二ヶ月間で30本と限られてたので、考えながらシャッターをきってました。登山隊の本隊でのポストカードに使用されたり報告書に使われたりしたせいかスキャニングしたら線の傷が無数についていてPhotoshopで消すのに40分ほどかかりました。スキャンしたのを200%拡大して修正ブラシで傷を消去していたら王宮の上部で人がなにかしていることに気づきました。