渋谷は現在駅前再開発中です。20時前も灯を付けて工事をしていました。『Warm JAPANを、道玄坂一丁目から。』のコピーと大きなイラスト画が囲いに書いてありました。2003年にラフォーレ原宿が1/3の店舗を改装する時に、壁を使ってアートを発表する-ラフォーレ原宿企画展『THE WALL PLAY』-に冬山の作品を出展したことを思い出しました。自分の作品を若い女性が足をとめて眺めていたのが印象的でした。個展とか写真展は『見たい』という人が見に来てくれます。それと違ってもともと見るとか考えてない人が足を止めて見てくれることになる広告写真やこういう企画も私は好きです。それは私が学生の時にそうやって見た写真に何かをもらった経験があります。「人の心を揺さぶる広告写真が撮りたい」が私の原点です。

ラフォーレ原宿企画展『THE WALL PLAY』の深夜に設置終了した写真を発掘しました。
スルーリーンの向こうにあと作品が3点ありこの面の壁面を全部埋めています。
当時は京都在住だったので新幹線乗って作品を抱えて展示しに行きました。
写真の上の山の線画は設置を見に来てくれた日本広告写真家協会の同期が、
「少し壁が寂しいから高野さん山の絵を書きなよ」とアドバイスくれたのでアドリブで入れました。