今日は事務所で陶芸家の友人の作品撮影をしてました。ライティングとバックがマッチせずにちょっと苦労しました。京都時代は36㎡のスタジオ兼事務所だったので撮影のライティングもしやすかったのですが、今は広めとはいえ普通のマンションの一室なので撮影するには狭いです。そんな場所でライトの位置を細かく動かす裏技を紹介します。普通は一番安定するようにスタンドの足が一番広くなるように立てるのですが、一番狭くして安定が悪いのでウエイトをかまします。これでブーム等を着けても転けません。そして狭い場所でもスタンドの位置を動かすことが出来るので、細かいライティングの調整が可能です。私がアシスタントをしていた大阪の本町にあった広告写真事務所はテナントビルの一室ながらテーブルトップの物撮りはそこでしていたので、その事務所で狭い場所で撮影する技を鍛えられました。
スタンドの足につけてるのは使い終わったテニスボールにカッターで切り込みを入れてフローリングにスタンドを置いても板が傷つかない裏技です。広告写真家は撮影現場を傷めないように気遣うのも仕事です。この技は堀ちえみさんの撮影を大阪のキッチンとフローリングのあるハウススタジオでした時に、そこのスタジオがしているのを真似たものですが同業の友人も知らない人が多いので教えてあげると喜ばれる裏技でもあります。